原発無しで大丈夫2011/05/12 21:59

こんなニュースが入ってきました。
全原発の3分の2 今月停止へ

「原発無しでも日本はまったく大丈夫」という意見から、「今、原発を止めたら日本は死ぬ」という極端な意見まで様々です。
しかし、現実を直視すれば、2/3停止で全然余裕。あと1/3を頑張りましょう!
たった今、この日本列島からすべての原発の電力が消えても、私たちはやっていけるのです。
まずは、今月中に止まる2/3をすべて廃炉に追い込みたいものです。

とりあえずは、水力・火力をフル稼働。再生可能エネルギーへの転換を急ぎましょう。原発に注ぎ込んできたお金と時間を考えれば、それは大した金額も時間も必要としません。

コメント

_ 滝 ― 2011/05/13 04:03

今日の夜中、連中がついにメルトダウンを認めました。
今更なにをやっても手遅れ、ということはないのでしょうか?

_ 私設原子力情報室 ― 2011/05/13 09:36

>滝さん
1号~3号炉のメルトダウンは、当初から予測されていたことで、東電と政府だけがそれを認めてきませんでした。
それにしても、ほぼ全量が溶けていたとは… スリーマイルアイランドでも溶融したのは45%程度でした。
原子力技術協会の石川迪夫最高顧問は、燃料棒溶融について「冷やされているので(核分裂が連続する)再臨界などの可能性はない」などと言っていますが、再臨界は温度と無関係に起きます。溶けた燃料がどのような形状で、どの位の分量、そして、そこにウラン235の比率がどの位あるかが問題です。部分的な再臨界が起きた、あるいは続いている可能性はあります。

_ 塩爺 ― 2011/05/13 13:21

冷却のための汚染水が圧力容器から漏れている実態は?
溶けた燃料が圧力容器の外へ漏れているのでは?
全ての事実、情報をリアルタイムで公表しない東電の隠ぺい体質は、テロリストより恐ろしい。

_ うっちゃん ― 2011/05/16 07:18

原発、廃炉までもっていかないと、停止だけでは残された燃料、放射性廃棄物が心配ですね。停止したところで仮に大地震による被害がでると、汚染は避けられないと理解してよいのでしょうか?

でもとりあえずは停止が第一ステップですね。代替エネルギーの早急な研究、普及と、節電!!これで原発運転停止を進めていかないといけませんね。

私は現在イギリス都市住まいですが、日本の様に24時間営業店や自販機、カラオケボックス、パチンコ産業のような娯楽施設等は中心地の一部以外ほとんど存在しません。ですがそれらがなくても全く生活に支障はきたしません。12年前に移住した時は、確かにコンビニを懐かしく思うことがありましたが、慣れてしまえばなんてことはありません。日本もこのあたりから節電スタートできないでしょうかね?(これらの産業に携わられている方には簡単にそんなこと言うな!とお叱りを受けそうですが…)

ちなみに、私個人的には、こちらでは風力発電が推進されている様に感じます。が、以前目にした記事によると、ウェールズ全土に相当する土地をウィンドタービンで埋め尽くしてフル稼働させても、UK全土の30%しか発電できないと書いてありました。さて、今後の日本の代替エネルギー、何が一番適切で高効率になるのか、注目ですね。

_ 私設原子力情報室 ― 2011/05/16 14:11

>うっちゃんさん
イギリスからのコメントありがとうございます。
ヨーロッパには、「スローな暮らしほど豊かなんだ」という文化が根付いていますからね。羨ましいです。
…とは言いつつも、イギリスも原子力発電積極派で、セラフィールドの再処理工場では、日本の使用済み核燃料を再処理している状態ですよね。
代替エネルギーに関しては、ヨーロッパは日本より進んでいるようですが、地球全体としては、正直これからって感じ。何しろ、発電に関しては、頭脳もお金も、皆、原子力が持って行ってましたから。逆に言えば、代替エネルギーには、これからの技術革新によって、伸びしろがあるということです。
ドイツでは太陽電池発電、スペインでは太陽光集光発電などが進んでいますよね。個人的にはオランダで、でっかい風力発電の風車を見て感動した覚えがあります。海に囲まれた日本やイギリスでは、潮汐発電も大きな可能性を秘めていると思います。
いずれにしても、様々な自然エネルギーによる発電を考えると同時に、大量消費が前提となっている今の暮らしを見直すと。それが脱原発の流れに大きな力を与える道だと考えます。

_ うっちゃん ― 2011/05/16 19:07

ご指摘のとおり、セラフィールドは密かに多くの問題を抱えているようですが、こちらではまだ大々的には取り上げられていないように思われます。

数週間前にアジア系の数人がセラフィールドの写真撮影を(確か?)敷地内で行っていたとしてニュースになりましたが、(これまた確か?)テロ行為としてはとりあげられずに起訴されてはいません。

代替エネルギーに関してですが、私の住む都市では火力発電を使っています。この発電所も何度となく”反CO2排出団体”みたいなテロ(?)グループからの進入や攻撃を受けています。ですので、火力、原子力からの早急な脱出は大きな課題ですが、研究開発などはどこまで進んでいるのやら?

年間を通して曇りの日がほとんどで気温も北海道並みのこちらでは、果たして実用に莫大なコストがかかるといわれている風力発電以上のものが出てくるのでしょうか?

私素人の勝手な意見では、その土地にあった発電方法で、また、それひとつに頼らず、バックアップとして数種類の方法を備えておくことが大切だと思います。さて、日本は今後どのようにシフトしていくのでしょうか?

_ 私設原子力情報室 ― 2011/05/16 21:19

>うっちゃんさん
おっしゃる通りだと思います。
<その土地にあった発電方法で、また、それひとつに頼らず、バックアップとして数種類の方法を備えておくこと>
エネルギー政策における(というか、エネルギーを得るための)多様性ですよね!今まで、ホントに考えられてきませんでした。

_ Atsudono ― 2011/05/17 13:53

エネルギー政策は政府の専権事項であり、行政と政治家の特権領域です。国民の意思で決定しません。代替エネルギーへの転換が簡単なのは我が国の企業の論理では常識のようです。つまり原発推進に注いでいる予算や政治力を代替エネルギーに一気に方向転換すれば1-2年もあれば見通しがつきますが、通常のスピードでは10-20年かかります。我が国(他の国も同様ですが)、予算、人事、票、の構図をしっかりと見据えるのが、実現の基本です。

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_ ゆきひろ社会科日記 - 2011/05/14 12:24

小泉・竹中も驚いているだろう






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