尿検査とホールボディカウンター ― 2011/11/23 18:44
内部被ばく量や体内にある放射性物質の量を知るためには、今のところ、尿検査とホールボディカウンターが主に使われています。
いずれも万全ではないし、検査結果をどう評価すればよいのかも分かり難いものです。しかし、現状では他に頼るものがないのが事実です。
そこで、尿検査やホールボディカウンターでは、何が分かって、何が分からないのか… 結果をどう評価すればよいのか… ということを考えてみたいと思います。
●尿検査
まず、尿検査で出た放射性物質(ここではセシウム137)の検出値(尿中濃度)から体内残留量を計算する方法は、以下の通りです。
いずれも万全ではないし、検査結果をどう評価すればよいのかも分かり難いものです。しかし、現状では他に頼るものがないのが事実です。
そこで、尿検査やホールボディカウンターでは、何が分かって、何が分からないのか… 結果をどう評価すればよいのか… ということを考えてみたいと思います。
●尿検査
まず、尿検査で出た放射性物質(ここではセシウム137)の検出値(尿中濃度)から体内残留量を計算する方法は、以下の通りです。
体重と放射性物質の体内実効半減期が分かれば、体内残留量が算出できますが、性別、個人差、体調などによって、数値が大きく変わる可能性があり、誤差は大きいと考えられます。
また、子供では成人よりも体内実効半減期が短いとされますが、何歳でどの位といったデータは、明確になっていません。
…とは言え、一応計算してみましょう。体重60kgの成人の尿から1ベクレル/kgのセシウム137が検出された場合、その時点での体内残留量は208ベクレルと推測されます。
ここでは、セシウム137を例にしていますが、ストロンチウム90ではどうでしょう?
ストロンチウム90の体内有効半減期は18年=6570日です。1日の排泄率は0.00011になります。もし、体重60kgの人の尿から1ベクレル/kgのストロンチウム90が検出されたとしたら、13650ベクレル(227.5ベクレル/kg)という大量のストロンチウム90が体内にあることになります。おまけに、ストロンチウム90は、ほとんどが骨に集まります。骨組織は人体の20%を占めていますので、実質的には、骨に1137.5ベクレル/kgの濃度で集積し、造血細胞にベータ線を浴びせ続けます。
ストロンチウム90が、尿中から検出されるようなことがあれば、かなり深刻な事態だと考えなくてはなりません。
主な放射性物質の体内実効半減期は、以下の通りです。
一応、尿中の放射性物質の濃度から、体内の残留放射性物質量を計算する式を作りましたので、どなたもご自由にご活用ください。ダウンロードしたZIPを解凍するとexcelになります。
尿検査評価計算式
●ホールボディカウンター
ホールボディカウンターは、体内から出てくるガンマ線の波長と強度を計測することで、体内にある放射性物質の核種と量を推測する装置です。
核種によって、放出するガンマ線の波長が異なりますので、波長が分かれば核種を特定できるのです。放射線の強度は、いわゆる線量(シーベルト)と考えてよいでしょう。ガンマ線の線量が分かれば、体内にある放射性物質の量(ベクレル)が推測でき、ベータ線による被ばく量も算出できます。
ホールボディカウンターは、崩壊する時にベータ線とガンマ線を出すヨウ素131やセシウム134、セシウム137に対しては有効です。しかし、ベータ線しか出さないストロンチウム90や、アルファ線しか出さないプルトニウム239を検出することはできません。
また、体内のどの部分から多くのガンマ線が出ているのかも分かりませんので、内臓や器官による放射性物質の蓄積の偏りも知ることはできません。
従って、ベータ線による被ばく量が算出できるといっても、あくまで全身均等被ばくに換算した値になってしまいます。実際には、ストロンチウム90は、ほとんどが骨に蓄積し、セシウム137は甲状腺や心臓で高濃度になります。
ホールボディカウンターでは、何ができて、何ができないのかを下にまとめました。
●1回摂取か継続摂取か
尿検査にしてもホールボディカウンターにしても、検査した時点で、どのくらいの量の放射性物質が体内にあるのかしか推測することしかできません。
内部被ばくを考える時には、その後、放射性物質を継続的に取り込むのかどうかが大きな問題となります。1回だけ摂取した場合と継続的に摂取した場合では、体内残留量が大きく変わってくるからです。下の図をご覧いただければ、一目瞭然だと思いますが、1000ベクレルを1回摂取した場合と、10ベクレルを継続的に摂取した場合では、後者の方が、ずっと恐ろしいのです。
上のグラフの裏付けとなっている計算式は、次の通りです。
1回摂取か継続摂取かを見極めるためには、継続的に検査を続けるしかありません。おそらく、一か月に1回程度の検査を続ければ、いろいろなことが分かってくるでしょう。
たとえば尿検査なら、結果を以下のように判断すればよいと思います。
●濃度が上がっていく=飲食や呼吸による放射性物質の摂取量が増えて続けている危険な状態。ただちに、クリーンな環境に避難または疎開の必要あり。
●濃度が変わらない=飲食や呼吸による放射性物質の摂取量が変わっていない状態。数値によっては、クリーンな環境に避難または疎開を検討する必要有り。
●濃度の下がり方が「一回摂取」の場合よりも遅い=減ってはいるが、放射性物質の摂取が続いている状態。注意深く観察の要有り。
●濃度の下がり方が「一回摂取」の場合に一致=現在は放射性物質の摂取がない状態。そのまま下がり続けるかどうか、注意深く観察の要有り。
残念ながら、4番目の場合でも、すでに受けた内部被ばくを帳消しにする方法はありませんし、この先、濃度が下がっていく過程でも、内部被ばくは受けます。
いずれにしても、内部被ばくは難敵なのです。特に、継続摂取をせざるを得ないような環境は、きわめて危険と考えなくてはいけません。
福島は深刻な状況にあります。もっともっとモニタリングを徹底化し、必要な対策(クリーンな環境への避難または疎開)を取っていかないと、とんでもないことになりそうで心配です。
一方、首都圏や福島以外の東北の県でも、子供の尿からセシウム134やセシウム137が検出されています。例によって、「微量」で片づけられていますが、より広範なモニタリングを行う必要があります。
コメント
_ yamaoya ― 2011/11/24 18:44
_ 私設原子力情報室 ― 2011/11/24 21:21
>yamaoyaさん
「給食摂取者が非給食摂取者の3倍」とか「居住地の空間線量と尿検査結果に有意な相関はない」というデータは、どこかで公開されていますか?大変に重要なデータだと思います。
ストロンチウムに関しては、炉心溶融時の温度の関係で、チェルノブイリほど拡散してないと言われていますが、本当かどうかは分かりません。なにしろ、まともに調べていませんから。
「給食摂取者が非給食摂取者の3倍」とか「居住地の空間線量と尿検査結果に有意な相関はない」というデータは、どこかで公開されていますか?大変に重要なデータだと思います。
ストロンチウムに関しては、炉心溶融時の温度の関係で、チェルノブイリほど拡散してないと言われていますが、本当かどうかは分かりません。なにしろ、まともに調べていませんから。
_ 大山こういち ― 2011/11/25 02:22
ご無沙汰しております。
いつも日本一わかりやすい解説有難うございます。
さて 何とも不思議なことを文科省が言ってます。
所長さんもあきれてました。
どうお感じになりますか?
よろしければご意見をお聞かせください。
________TBSニュースより_____
横浜市のマンションの屋上から放射性ストロンチウムが検出された問題で、文部科学省が詳しく分析した結果、「福島第一原発の事故とは関連がない」と結論づけました。
この問題は、市民グループの依頼による民間の検査機関の調査で、横浜市・港北区のマンションの屋上から、1キロあたり195ベクレルのストロンチウムが検出されていたものです。
文科省がより詳しく分析したところ、ストロンチウムの値は原発事故が起こる前に観測された値の範囲内で、民間検査機関の分析は、ストロンチウム以外のベータ線を出す天然核種をあわせて測定している可能性が高いことがわかりました。
文科省は、「今回検出したストロンチウムは原発由来のものではない」と結論付けました。
一方、同じ市民グループの調査で、東京・霞が関の経産省前など都内3か所から微量の放射性ストロンチウムが検出されました。
文科省では、「横浜市の時と同様に、ストロンチウム以外の核種に反応している可能性がある」としています。(24日18:01)
いつも日本一わかりやすい解説有難うございます。
さて 何とも不思議なことを文科省が言ってます。
所長さんもあきれてました。
どうお感じになりますか?
よろしければご意見をお聞かせください。
________TBSニュースより_____
横浜市のマンションの屋上から放射性ストロンチウムが検出された問題で、文部科学省が詳しく分析した結果、「福島第一原発の事故とは関連がない」と結論づけました。
この問題は、市民グループの依頼による民間の検査機関の調査で、横浜市・港北区のマンションの屋上から、1キロあたり195ベクレルのストロンチウムが検出されていたものです。
文科省がより詳しく分析したところ、ストロンチウムの値は原発事故が起こる前に観測された値の範囲内で、民間検査機関の分析は、ストロンチウム以外のベータ線を出す天然核種をあわせて測定している可能性が高いことがわかりました。
文科省は、「今回検出したストロンチウムは原発由来のものではない」と結論付けました。
一方、同じ市民グループの調査で、東京・霞が関の経産省前など都内3か所から微量の放射性ストロンチウムが検出されました。
文科省では、「横浜市の時と同様に、ストロンチウム以外の核種に反応している可能性がある」としています。(24日18:01)
_ yamaoya ― 2011/11/25 07:25
生データに関しては、報告会・学習会等を開いて
公表して来ました。
分析結果については、来月以降の報告会・学習会で公表予定です。
ちなみに、18人のサンプルで
①平均1.38
②空間線量0.1μsv以上の地区平均1.28
③給食摂取者平均1・65
④非給食摂取者平均0.55
(単位は尿1リットル当たりのベクレル数)
①②に大きな差はない。
③④に3倍の差がある。
というのが私達の分析です。
そして、もし給食が原因だと仮定した場合、
事故から検査までの約200日間で、およそ600食
のうちにこの地域の給食は、81から94食しか出てないので、給食の割合は、わずか13から15%くらいです。
家庭食よりかなり汚染度が高いものが出ていた可能性があります。
公表して来ました。
分析結果については、来月以降の報告会・学習会で公表予定です。
ちなみに、18人のサンプルで
①平均1.38
②空間線量0.1μsv以上の地区平均1.28
③給食摂取者平均1・65
④非給食摂取者平均0.55
(単位は尿1リットル当たりのベクレル数)
①②に大きな差はない。
③④に3倍の差がある。
というのが私達の分析です。
そして、もし給食が原因だと仮定した場合、
事故から検査までの約200日間で、およそ600食
のうちにこの地域の給食は、81から94食しか出てないので、給食の割合は、わずか13から15%くらいです。
家庭食よりかなり汚染度が高いものが出ていた可能性があります。
_ 私設原子力情報室 ― 2011/11/25 09:50
>大山こういちさん
「日本一わかりやすい解説」とは、身に余るお褒めを頂き恐縮です!
横浜のストロンチウム90の件は、私も読んで???でした。あまりにずさんな見解なので、細かい反論まで頭が回らないほどでした。
しかし、看過してはいけませんよね。ちょっと考えてみます。
「日本一わかりやすい解説」とは、身に余るお褒めを頂き恐縮です!
横浜のストロンチウム90の件は、私も読んで???でした。あまりにずさんな見解なので、細かい反論まで頭が回らないほどでした。
しかし、看過してはいけませんよね。ちょっと考えてみます。
_ 私設原子力情報室 ― 2011/11/25 09:54
>yamaoyaさん
データを教えて頂き、ありがとうございます。
給食のデータは、ちょっと衝撃ですね。参考にさせて頂きます。
勝手な思いとしては、ホームページとかブログで発表されるのがよいと思いますが、細かい地区名、学校名などを公開できない事情がありますか?
データを教えて頂き、ありがとうございます。
給食のデータは、ちょっと衝撃ですね。参考にさせて頂きます。
勝手な思いとしては、ホームページとかブログで発表されるのがよいと思いますが、細かい地区名、学校名などを公開できない事情がありますか?
_ yamaoya ― 2011/11/25 18:24
今の段階では、地元紙の記者さんに記事にしていただく方向で動いていますが、ネットを使っての公表も検討してみます。
_ 私設原子力情報室 ― 2011/11/27 06:34
>大山さん
横浜のストロンチウムの件ですが、
●市民グループ
ストロンチウム90+ストロンチウム89:195(236?)Bq/kg
●同位体研究所(横浜市委託)
ストロンチウム90+ストロンチウム89:129Bq/kg
●文科省
ストロンチウム90:1.1Bq/kg
ストロンチウム89:ND
ということで、測定結果に100倍から200倍という差が出ています。
文科省は、「ストロンチウム89(半減期:50日)が見つからないから、福島第1由来ではない」と強弁です。
ここは、同位体研究所による再検証の結果を待つしかないでしょう。
一方、最悪の核分裂生成物であるストロンチウム90への警戒を解くわけには行きません。原発推進派は、「放射性セシウムの量と放射性ストロンチウムの量には比例または相関関係がある」「距離が離れるほど、放射性ストロンチウムの量は相対的に減る」と主張します。
チェルノブイリのデータを見ると、確かに「距離が離れるほど、放射性ストロンチウムの量は相対的に減る」ことは認められます。しかし、見落としてはいけないのは、生体濃縮のプロセスが、セシウムとストロンチウムでは、まったく異なるということです。牛乳は厳しく監視する必要があります。
また、今回、海にどの位の放射性ストロンチウムが流れ出しているのか、本当の事は誰にも分かっていません。
海では、「距離が離れるほど、放射性ストロンチウムの量は相対的に減る」のかどうか?これについては、参考にすべき過去のデータすらない状態なのです。海産物の監視も怠れません。
参考までに、福島第1由来の放射性ストロンチウムは、ハワイまで届いています(すでにご存じかも知れませんが)。
http://savechild.net/archives/7968.html
横浜のストロンチウムの件ですが、
●市民グループ
ストロンチウム90+ストロンチウム89:195(236?)Bq/kg
●同位体研究所(横浜市委託)
ストロンチウム90+ストロンチウム89:129Bq/kg
●文科省
ストロンチウム90:1.1Bq/kg
ストロンチウム89:ND
ということで、測定結果に100倍から200倍という差が出ています。
文科省は、「ストロンチウム89(半減期:50日)が見つからないから、福島第1由来ではない」と強弁です。
ここは、同位体研究所による再検証の結果を待つしかないでしょう。
一方、最悪の核分裂生成物であるストロンチウム90への警戒を解くわけには行きません。原発推進派は、「放射性セシウムの量と放射性ストロンチウムの量には比例または相関関係がある」「距離が離れるほど、放射性ストロンチウムの量は相対的に減る」と主張します。
チェルノブイリのデータを見ると、確かに「距離が離れるほど、放射性ストロンチウムの量は相対的に減る」ことは認められます。しかし、見落としてはいけないのは、生体濃縮のプロセスが、セシウムとストロンチウムでは、まったく異なるということです。牛乳は厳しく監視する必要があります。
また、今回、海にどの位の放射性ストロンチウムが流れ出しているのか、本当の事は誰にも分かっていません。
海では、「距離が離れるほど、放射性ストロンチウムの量は相対的に減る」のかどうか?これについては、参考にすべき過去のデータすらない状態なのです。海産物の監視も怠れません。
参考までに、福島第1由来の放射性ストロンチウムは、ハワイまで届いています(すでにご存じかも知れませんが)。
http://savechild.net/archives/7968.html
_ Shiori201105 ― 2012/02/13 00:49
尿検査で出た放射性物質(ここではセシウム137)の検出値(尿中濃度)から体内残留量を計算する方法、についてですが、こちらはどちらかの論文発表か何かのものなのでしょうか。すみません、ド素人でよくわかっておらず、ご質問させていただきました。
子供二人の尿検査をしたため、大変に興味があります。
子供二人の尿検査をしたため、大変に興味があります。
_ 私設原子力情報室 ― 2012/02/13 23:05
>Shiori201105さん
コメントありがとうございます。
一回摂取の場合と継続摂取の場合の体内残留量の計算式は、内部被ばくを考える時の基本的な式なので、間違っていません。
ダウンロード用のExcel=尿検査表.xlsは、上記の式をベースにしていますが、固定値(「体内有効半減期」や「1日の尿量」)をどう取るかによって、出てくる値は若干異なってきます。
特に、危険性を煽るような数値を採用しているわけではありませんので、十分、参考にはなると自負はしています。
コメントありがとうございます。
一回摂取の場合と継続摂取の場合の体内残留量の計算式は、内部被ばくを考える時の基本的な式なので、間違っていません。
ダウンロード用のExcel=尿検査表.xlsは、上記の式をベースにしていますが、固定値(「体内有効半減期」や「1日の尿量」)をどう取るかによって、出てくる値は若干異なってきます。
特に、危険性を煽るような数値を採用しているわけではありませんので、十分、参考にはなると自負はしています。
_ hellotokyo ― 2012/05/13 17:30
先生、こんにちは。
前回海の汚染について質問した者です。
4月30日韓国ソウルの原子力病院で、WBCキャンベラ製の機械で4分間内部被ばくの検査をしました。
結果は画面上で説明された上、問題ない、全く検出してないと言われ、数値などは分かりません。
東京で311以降ずっと生活している主人は尿検査も受けました。まだ結果は出てません。
機械で測れる最低限の数値を聞いたら、どんなに低い数値でも拾うと、だが311以降800人検査してるけど、みんな未検出であったと言うのです。
私たちも未検出でした。
この病院で血液検査、尿検査ともたった一人も数値が出なかったと言われ、検査自体が疑わしくなり、質問致します。
本当に最低限の数値まで拾う機器なんでしょうか?
去年11月まで福島の原発近くに住んでいた人もいたけど大丈夫だったと言われて、東京は問題ないと自信たっぷりの態度で言われました。
4分で十分な検査結果は得られますでしょうか?
どうぞ、よろしくお願いいたします。
前回海の汚染について質問した者です。
4月30日韓国ソウルの原子力病院で、WBCキャンベラ製の機械で4分間内部被ばくの検査をしました。
結果は画面上で説明された上、問題ない、全く検出してないと言われ、数値などは分かりません。
東京で311以降ずっと生活している主人は尿検査も受けました。まだ結果は出てません。
機械で測れる最低限の数値を聞いたら、どんなに低い数値でも拾うと、だが311以降800人検査してるけど、みんな未検出であったと言うのです。
私たちも未検出でした。
この病院で血液検査、尿検査ともたった一人も数値が出なかったと言われ、検査自体が疑わしくなり、質問致します。
本当に最低限の数値まで拾う機器なんでしょうか?
去年11月まで福島の原発近くに住んでいた人もいたけど大丈夫だったと言われて、東京は問題ないと自信たっぷりの態度で言われました。
4分で十分な検査結果は得られますでしょうか?
どうぞ、よろしくお願いいたします。
_ 私設原子力情報室 ― 2012/05/14 09:37
>hellotokyoさん
コメントありがとうございます。
機器関係は専門家ではないので、はっきりしたことは言えませんが、キャンベラ社のWBC(ホールボディカウンター)は、他のWBCに比べて精度が高いと言われています(噂レベルですが)。
WBCと血液検査の両方で検出限界以下であれば、当面、心配する必要はないと思います。
一方、東京や首都圏が本当に安全かというと疑問があります。事実、三郷市、川口市、墨田区、豊島区、世田谷区などの子どもの尿から放射性セシウムが検出されたという報告があります。呼吸による摂取なのか、飲食による摂取なのかは定かになっていませんが、「東京は問題無い」と言い切れる状態でないことは確かです。
今後は、外食や加工食品用として、汚染された食材が広く流通する可能性があります。基準値は厳しくなったとは言え、ごく一部のサンプル検査しかしていないので、「ザル」状態だからです。
コメントありがとうございます。
機器関係は専門家ではないので、はっきりしたことは言えませんが、キャンベラ社のWBC(ホールボディカウンター)は、他のWBCに比べて精度が高いと言われています(噂レベルですが)。
WBCと血液検査の両方で検出限界以下であれば、当面、心配する必要はないと思います。
一方、東京や首都圏が本当に安全かというと疑問があります。事実、三郷市、川口市、墨田区、豊島区、世田谷区などの子どもの尿から放射性セシウムが検出されたという報告があります。呼吸による摂取なのか、飲食による摂取なのかは定かになっていませんが、「東京は問題無い」と言い切れる状態でないことは確かです。
今後は、外食や加工食品用として、汚染された食材が広く流通する可能性があります。基準値は厳しくなったとは言え、ごく一部のサンプル検査しかしていないので、「ザル」状態だからです。
_ hellotokyo ― 2012/05/14 10:40
いつもとても親切で優しい返事ありがとう御座います。
当面は心配いらないとのお話で少しはほっとし、検査の結果を受け止める気分になりました。
韓国の記者が一人この病院で血液検査で被ばくを認められてますが、(大変話題になりました。)病院の担当医は違うと言うのです。CTスキャンを受けた履歴がある方はその時の被ばくで影響があるのに、その話をなしにして被ばくしたと言っていたと言いました。どちらにせよ被ばくは国や報道機関に認められてます。
今は結果が未検出でも今後何かしら影響が出るかも知れないと医者はいい、今後何かあった場合には皆さんはいい資料になります。と医者が言うので、信用できないと心で決めていた所もあります。今後何か症状がでる可能性がある。
当面は心配いらないとのお話で少しはほっとし、検査の結果を受け止める気分になりました。
韓国の記者が一人この病院で血液検査で被ばくを認められてますが、(大変話題になりました。)病院の担当医は違うと言うのです。CTスキャンを受けた履歴がある方はその時の被ばくで影響があるのに、その話をなしにして被ばくしたと言っていたと言いました。どちらにせよ被ばくは国や報道機関に認められてます。
今は結果が未検出でも今後何かしら影響が出るかも知れないと医者はいい、今後何かあった場合には皆さんはいい資料になります。と医者が言うので、信用できないと心で決めていた所もあります。今後何か症状がでる可能性がある。
_ 内部被爆が考えれる者です ― 2017/04/24 18:20
はじめまして。こちらのサイトを拝読をいたしまた。
大変勉強になりました。
ご助言をいただければありがたいのですが。。。
今日は2017年4月24日ですが4月16日に口径内部被爆した節がありました。(まさか自分が・・・)4月18日から測定開始。
我が家は空間線量0.07μSV/毎時 前後です。(エステー社製AIRCONTER_Sで測定)
尿・便を上記測定器で3cm上から測定を致しました結果を箇条書きにいたしました。
MAXの測定の値です。
〇新しいかみコップ(コーヒー紙コップSサイズ)
〇朝一番の尿8分までためました
〇ガンマ線探知(ブザー音)毎回有。(尿・便とも)
〇尿量8割程度→0.24μSV/毎時(MAX)
〇洋式便器に便を排出。→0.28μSV/毎時
〇下着の上から心臓を測定。→0.18μSV/毎時
数回測定いたしました。
放射線での生体・細胞・癌リスクへの影響が不安です。
知見・ご助言をいただきたいのですが。。。
よろしくお願いいたします。
大変勉強になりました。
ご助言をいただければありがたいのですが。。。
今日は2017年4月24日ですが4月16日に口径内部被爆した節がありました。(まさか自分が・・・)4月18日から測定開始。
我が家は空間線量0.07μSV/毎時 前後です。(エステー社製AIRCONTER_Sで測定)
尿・便を上記測定器で3cm上から測定を致しました結果を箇条書きにいたしました。
MAXの測定の値です。
〇新しいかみコップ(コーヒー紙コップSサイズ)
〇朝一番の尿8分までためました
〇ガンマ線探知(ブザー音)毎回有。(尿・便とも)
〇尿量8割程度→0.24μSV/毎時(MAX)
〇洋式便器に便を排出。→0.28μSV/毎時
〇下着の上から心臓を測定。→0.18μSV/毎時
数回測定いたしました。
放射線での生体・細胞・癌リスクへの影響が不安です。
知見・ご助言をいただきたいのですが。。。
よろしくお願いいたします。
_ 内部被爆が考えれる者です ― 2017/04/24 18:28
はじめまして。こちらのサイトを拝読をいたしまた。
大変勉強になりました。
ご助言をいただければありがたいのですが。。。
今日は2017年4月24日ですが4月16日に口径内部被爆した節がありました。(まさか自分が・・・)4月18日から測定開始。
我が家は空間線量0.07μSV/毎時 前後です。(エステー社製AIRCONTER_Sで測定)
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〇新しいかみコップ(コーヒー紙コップSサイズ)
〇朝一番の尿8分までためました
〇ガンマ線探知(ブザー音)毎回有。(尿・便とも)
〇尿量8割程度→0.24μSV/毎時(MAX)
〇洋式便器に便を排出。→0.28μSV/毎時
〇下着の上から心臓を測定。→0.18μSV/毎時
数回測定いたしました。
放射線での生体・細胞・癌リスクへの影響が不安です。
知見・ご助言をいただきたいのですが。。。
よろしくお願いいたします。
大変勉強になりました。
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我が家は空間線量0.07μSV/毎時 前後です。(エステー社製AIRCONTER_Sで測定)
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MAXの測定の値です。
〇新しいかみコップ(コーヒー紙コップSサイズ)
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〇ガンマ線探知(ブザー音)毎回有。(尿・便とも)
〇尿量8割程度→0.24μSV/毎時(MAX)
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数回測定いたしました。
放射線での生体・細胞・癌リスクへの影響が不安です。
知見・ご助言をいただきたいのですが。。。
よろしくお願いいたします。
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ストロンチウムに対する見方も、良く分かりました。
セシウムの何倍も厄介ですね。(炉の中に同量あると言われているのに、放出量がセシウムに比べて、これだけ少なかったのは、沸点や揮発性の差なのでしょうか。)できれば、ストロンチウムの尿検査をしてもらいたいですね。
それでも、実際地域で、尿検査結果を集約してみると、
いくつか見えてくるものがあります。
私達は、わずか18人のデータですが、
この中でも、「給食摂取者が非給食摂取者の3倍」
とか、「居住地の空間線量と尿検査結果に有意な相関はない」とか、今後の対策に関するヒントがあるように感じています。
検査費用が高いため、継続にも限界がありますが、
せめて、もう一度は検査しようと思っています。