恐怖のストロンチウム902011/06/12 22:07

本ブログを含む多くの所で多くの人たちが危惧してきたストロンチウム90による大規模な海洋汚染。
遂に、東電も政府も認めざるを得なくなりました。
高濃度のストロンチウム検出 福島第一の地下水や海水
ストロンチウム90が骨に溜まって白血病を引き起こす可能性があることは、今や常識となっています。「それなのに」なのか「だからこそ」なのか、東電からも政府からもストロンチウム90に関する情報は、ほんの小出しにしかされてきませんでした。

福島11地点でストロンチウム 原発から60キロでも
の記事も、つい数日前の6月8日でした。
運転中の原子炉で、ストロンチウム90は、セシウム137とほぼ同量が生成されると言われます。ただ、セシウム137に比べて大気中に飛散しにくいので、事故現場から離れた場所では少なくなる傾向があります。
そのストロンチウム90が福島第1から60kmも離れた福島市で検出されたことは重大です。

一方、今回の事故では、大量の汚染水が海に流れ出しています(棄てているとも言える)。
ここで、危惧されるのが、ストロンチウムが水に溶けやすい物質だということです。炉心や使用済み燃料プールで核燃料を冷やすために使われた水には、当然のようにたくさんのストロンチウム90が溶け出しています。
海に流れ込むストロンチウム90。それは、まず、プランクトンや海藻に吸収されるでしょう。そして、昨今話題になっているコウナゴなどの小魚へ。食物連鎖に従って、中型魚、大型魚、あるいは海鳥へと汚染が進みます。そして、何よりも恐ろしいのは食物連鎖の上位に行くに従って、汚染物質の濃度が上がっていくという事実です。

水産庁は、今頃になって慌てて、魚類のストロンチウム90の検査を骨まで含めて行う、などと言っています。そんなことは、当たり前の話です。同じ記事に、海藻の検査も始めると書かれていますが、言わずもがなです。事故の翌日からでも始めるべきでした。

そして、まだやっていない重要なことがあります。
どうして、オキアミなどのプランクトンを調べないのか?
オキアミを主食にしているのは鯨だけではありません。秋、三陸沖から福島沖を通って銚子沖まで下る秋刀魚は、オキアミを追っているのです。
「オキアミは海洋生態系のエンジンを動かす燃料」と言われます。オキアミを調べなければ、放射性物質による生態系全体の汚染の実態は、絶対に掌握できません。対策も対応も、どんどん後手に回っていくことでしょう。役人たちは何を考えているのか?危険な値が出たら、面倒な仕事が増えるので困るとでも考えているのでしょうか。可能な限りのデータを収集し、そのすべてを迅速に公開する。今ほど、この基本姿勢が問われている時はありません。ストロンチウムの検出には1~2か月が必要などというでたらめな話も出ていますが、専門家によれば、一週間から10日もあれば十分だそうです。
グズグズしている間に、海から、そして魚から、ストロンチウム90は私たちに迫ってきます。

「しょうがないから、今年の秋刀魚は諦めるか…」なんて悠長な事態ではありません。
繰り返します。ストロンチウム90は、体内に入ると骨に溜まり、骨髄に至近距離から放射線(ベータ線)を浴びせます。そこには、白血病の大きな恐怖があるのです。

コメント

_ 塩化ストロンチウム ― 2011/06/13 00:02

89SrCl2注射液
固形がん患者における骨シンチグラフィで陽性像を呈する骨転移部位の疼痛緩和に用いる。
89Srの全身保持率は投与量の22~82%、他の90%以上は腎・尿路系から排泄される。
一回の投与量は最大141MBq。

_ 私設原子力情報室 ― 2011/06/13 01:02

まず、重篤なガン患者のリスク&ベネフィットと、一般人のリスクを同列に語ることは間違っています。

また、
http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/4300449A1021_1_02/4300449A1021_1_02?view=body
などを見ると、メタストロン注(ストロンチウム89)は、それなりの危険性が伴う治療のように感じます。
さらに、ストロンチウム89の半減期は約50日。ストロンチウム90は30年です。

マンハッタン計画の中心となったオッペンハイマーとフェルミが交わした会話を再録しておきます。
フェルミ「ヒットラーに原爆製造を思い留まらせるには放射性物質をドイツの小麦畑に蒔くのが効果的だ」
オッペンハイマー「それには骨に沈着して離れにくいストロンチウム90が一番よい。ただし、50万人を殺せる確信ができるまではやめた方がいい」(「内部被曝の脅威」(ちくま新書)より)

_ 塩化ストロンチウム ― 2011/06/13 17:29

100bq/1kgとして、この土を6kg食べても大丈夫ってことでOK?
土を食べる人は少ないでしょうが。
600bqは核実験の時代に標準人の体内に存在した値。

_ 私設原子力情報室 ― 2011/06/13 18:10

>塩化ストロンチウムさん
コメントありがとうございます。
この間検出されたストロンチム90で、もっとも濃度が高いのは、浪江町赤宇木の250ベクレル/1kgです。
もちろん、その土をそのまま食べる人はいません。近くの畑で野菜が吸い込んで、生体濃縮するのが怖いのです。雑草や木の実から野鳥へというルートもあります。

生体濃縮と食物連鎖を経ることによって、放射性物質の濃度が格段に上がることは、科学的事実です。

別な記事に書きましたが、静岡茶のセシウム137の件では、空間線量が飛躍的に上がったり、浮遊塵から高濃度のセシウム137が検出されたりはしていません。
これが放射性物質の怖さなのです。

生命が生きようとする行為が、みずからの命だけでなく、その周囲の命(食物連鎖の上位にある命)をも危うくする。この逆説は、もうこれ以上、放射性物質を地球上に増やしてはいけないのだということを明確に示しています。

追記:
「600bqは核実験の時代に標準人の体内に存在した値」のソースをお知らせ頂けると嬉しいです。これはストロンチウム90に限った話ですか?また、600ベクレルは1kgあたりですか?それとも全体重に対してですか?そのあたりを知りたいと思います。

_ 塩化ストロンチウム ― 2011/06/13 19:18

失礼、600bqは137Csでした。
え~と90Stはっと、骨中蓄積量で 28.8Bqって数字がありますね。
消化管からの吸収率が15%、先の89Stで示された骨沈着率を50%程度と仮定する、380Bq程度摂取してもOK。

この辺でダイヤルペインターさんに話を聞きましょうか。
「同じ二族だから骨沈着するといっても、私らが摂取した量はmgのオーダーだからね~、今風にBqに換算すると、数千万Bqになるかな。そうそう同じ1BqでRaの崩壊エネルギーは桁違いに大きいし~、何れにしても桁違いなんですよ~」

_ 私設原子力情報室 ― 2011/06/13 21:37

「ダイヤルペインター」ですね。いきなりの専門用語の登場!誰にでも理解できるように、「放射性ラジウムを含む夜光塗料を時計の文字盤に塗る作業に携わった作業員」と分かりやすく言いましょう。
詳しいデータは分かりませんが、現状で、原発推進勢力のホームページ
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=09-03-01-10
でさえも、ダイヤルペインターに関して「抜歯をした後に顔が腫れたり、貧血、白血球の減少、感染症などで亡くなる人も出た」「ラジウムダイアルペインターは数千人に及ぶとされ、多数の犠牲者が出た歴史的な事例」と書いています。おそらく、ちゃんとトレースすれば、白血病を含むガンの発生率はひどく上がっていることでしょう。

塩化ストロンチウムさんは、100%理解してると思いますが、同じ量の放射性物質を同じだけ体内に取り込んでも、同じようにガンになるわけではありません。確率です。1000人に一人か、100人一人か、10人に一人か… それは放射性物質の量に比例します。その一人が、私になるのかあなたになるのか、あるいは、私が愛する人になるのか、あなたが愛する人になるのかは分かりません。

あと、「600bqは137Cs」は1kgあたりですか?全体重に対してですか?これって、60倍から70倍違うことになりますので、正確にお知らせださい。

もう一点、最低3か月の間隔を置いて行われる放射性ストロンチウムの静脈注射と、食べ物を通して毎日体内に取り込まれる放射性ストロンチウムでは、生体に及ぼす影響がまったく違うでしょう。
仮に生物学的半減期を容認したとしても、出る端から入ってくるのですから。ある濃度を超えた時に、濃くなることはあっても、薄くなることはないということになります。この点も、塩化ストロンチウムさんなら、100%理解されていると思いたいのですが…

_ 塩化ストロンチウム ― 2011/06/14 02:11

「標準人」ですから、体重60kg男性の全身の保有量でしょう。
600Bq/1kgだったら40Kの4000Bqよりも多くなってしまう。
経口摂取だと吸収率があるが、静脈注射だと100%体内に入る。
そこが問題じゃなくて、100MBqオーダーでも通院治療ができるから、尿と共にMBqオーダーの放射能を環境中に放出することになるって話。
あれ?1mSv越えちゃいけないだよね。

ここでもう一回ダイヤルペインターさんの話し。
「最初は原因不明の奇病だったのよね。白血病の急性症状だと判ったのは後の話、造血機能が停止して起こる症状らしく、だいたいは造血機能が回復して症状が無くなるから、白血病とも少し違うのだけど。」
ふむふむ抗癌剤治療の副作用と似てますね。
「そのあと骨癌で亡くなる元同僚が出てきてね、骨を調べたらRaが出てきたの。その後の追跡でも症状が出たのは0.1μCi以上体内に持っていた人だけね、今風に換算すると何万Bqかしら。」

_ kiku ― 2011/06/14 09:07

塩化ストロンチウムさん、
はじめまして。「メタストロン注(ストロンチウム89)」などというのをよく見つけてきましたね。ターミナルケアに関わる医療者の方でしょうか。

知り合いのお父さんがガンが骨に転移して亡くなりました。ガンの末期はとても痛みがひどく、疼痛コントロールが重要ですが、中でも骨転移した場合の痛みはひどく、お父さんも大変苦しんだそうです。

通常、末期ガンの疼痛コントロールはモルヒネを使うわけですが、その方の場合、ホスピスに入ってから、放射線照射を行いました。それで、疼痛を和らげようとしたわけです。

メタストロン注(ストロンチウム89)の説明を読むと、様々な治療法が効果がない場合、疼痛緩和のために使うようにとありますから、万策尽きた後の最後の手段に近いもののようです。

そうした余命何日、何ヶ月という人の痛みを和らげるための極めて特殊な薬剤と一般の人のストロンチウムの摂取を比べるのは、間違っていると思います。

_ tossini ― 2011/06/14 12:53

◎塩化ストロンチウムを名乗る方へ!

私は骨シンチジウム・グラフィ、全身シンチジウム・グラフィなど、いわゆる同位体元素検査を経験しています。術後の取り残しや転移、浸潤を調べるため、明確なインフォームドコンセントの下に、計算された量のアイソトープを静脈注射し、その放射をスキャンする医療行為と、本人の望まないままま、何のメリットもない放射物質を撒き散らされるのを、同列で語るのは、想像力や感受性の欠如という以上に、強い悪意を感じます。
ご自身にお子さんが居られたら、そんなことがいえますか?
もしかしたら、電力会社関係者か、そこから資金を受けて居られる方かもしれませんが、常識と品位を疑わざるを得ません。

_ 塩化ストロンチウム ― 2011/06/14 23:50

tossiniさんへ
誤解を招いたようですね。
様々な要因のが考えられる中で、一回だけの検出値をどう判断するかという純粋に科学的考察です。

シンチグラフィ検査の後「1日程度は人との接触は避けて下さい」って言われましたか?
もしこの間に接触した人には無用な被曝をさせたことになりますね。

かく言う私も昨年に肺シンチグラフィを受けていますから、息を吐くごとに81mKrをポッポッポ。

_ tossini ― 2011/06/15 14:41

塩化ストロンチウムさま
誤解はしていないつもりです。 私とて重量線治療や加速器による高エネルギー物理学の究明行為は否定していません。

ですから、校庭の放射線量をX線検査と同列に並べて比較するTVの論調と同様、「検出値をどう判断するか」という量の問題ではなく、説明と同意の下に行われる医療行為と、望まないまま撒き散らされる放射性物質を比べて、「こんな微量なのに騒ぐな、ヒステリーだ」と曰うのは、いかがなものか、と申し上げているのです。

これは、万引きしておいて「たったガム一個でしょ。スーパーの一日の売り上げと比べたら、限りなくゼロに近いじゃないの。そんなに目くじら立てないで」と逆ギレする子供と大差ないのでは…?

_ 私設原子力情報室 ― 2011/06/15 21:34

tossiniさん・塩化ストロンチウムさん

たいへんな経験をされているお二人からの貴重なコメント、正座して拝読しています。

本質を見まがわないための視点として、
●厳しく管理されて投与される医療目的の放射線あるいは放射性物質の利用と、原発事故による被ばくはまった別問題。
●静脈注射とはいえ、厳しく期間を空けて投与される医療目的の放射性物質と、その場所に、あるいはその文化圏に住む限り、毎日、ある量の放射性物質を絶え間なく取り込まざるを得ない状況とでは、結果が違ってくると判断するのが妥当。
●実際に、1958年にウラルで起きた核事故の影響で、今でも地域の乳牛が出す牛乳からは高濃度のストロンチウム90が検出され、白血病が多発している。チェルノブイリを含む、他の原子力事故現場でも、白血病が増加している(様々な評価があり、数字的には確定していないが)
…が大切かと、私なりに思っています。

ある意味で、お二人はあまり嬉しくない偶然から、身を以て放射性物質や放射線に詳しくなった方とお見受けします。しかし、その知識、その経験を私たちに共有させて欲しい。放射性物質の本質を知ることこそが、次への第一歩だからです。

_ DHMIO ― 2011/06/16 13:09

なんと言うか、
1mSvの意味を説明するのに、エネルギーの単位ですよって純粋に物理学の定義を説明しても、判らないでしょ。
それで手っ取り早く医療被曝と比較した。

安全性の根拠はマンハッタン計画から始まるICRPの勧告のほかに、温泉由来や核実験由来の低線量長期被曝の知見に基づくもの、日本独自の調査も沢山ある。
核実験由来の公衆被曝はIAEAではタブーのようですが。

これをゴチャ混ぜにしたのは、科学者ではなく科学音痴のマスコミの責任。
SvとSv/hの違いも科学者の方は常識、フォローできなかったのはマスコミ。
未だに炉心の模式図を正確に書けないくらいだから推して知るべしw

特に1970年以降は環境放射能の膨大なサンプル調査の蓄積が公開されている。
これを見ていると、食品中の放射能は核実験終了と共に急速に減衰して、チェルノブイリの事故の影響が一年だけパルス状に現れ消える。1970年以前のデーターが無いのが残念だが核実験が盛んだった頃は如何に高いレベルだったことやら。
他方で土壌中の放射能は半減期に従ってほぼ順調に減衰していて、不思議なことにチェルノブイリの事故の影響は殆ど見られない。
どうしてこうなるのか不思議なところですが、ここから先は核物理学ではなく、化学や生化学の領域でしょう。
まあ、元々推進派のデーターだから見る価値も無いと言われてしまえば、それまでですが。

真面目な研究を差し置いて、計測値に踊らされているのは、ダイオキシン騒動の時と同じですね。
あっちでもこっちでも検出された、食品も汚染されていると大騒ぎ、毒性もトンデモ珍説が現れ、政府に対策を求める。
ほとぼり冷めて再確認すると、大部分が1970年以前の塩素系農薬に含まれた不純物、そしてレイチェル・カーソンの『沈黙の春』に反して、対策を施す前から環境中の存在量は急速に減少を続けていたってオチ。

_ 私設原子力情報室 ― 2011/06/16 14:39

「DHMIOさん」は「塩化ストロンチウムさん」ですか?
それとも、他の記事にコメントを頂いている「DHMOさん」ですか?
連続性がなく分かり難いです。

_ DHMO ― 2011/06/16 21:12

ハンドルネームを間違えました、何でDHMIOになったのだろう。

ついでに少し補足。
安易に医療被曝を引き合いに出した塩化ストロンチウムさんも誤解を招いたが、よく読めば判るように治療を受ける患者の被曝量ではなく、二次的に患者の体内から発して若しくは排出されて、関係の無い他者を被曝させる行為を取上げている、つまり管理されていない被曝。

> 今でも地域の乳牛が出す牛乳からは高濃度のストロ
> ンチウム90が検出され、白血病が多発している。
こういう数値的な裏付けの無い説明は、殆ど意味を持たない、なぜなら環境中に90Srは既に存在しているから。

_ 私設原子力情報室 ― 2011/06/16 22:47

「ウラルの核事故」の白血病の件は、今ここで細かい数値を上げることはできませんが、NHKのBSドキュメンタリーで最近放送された内容に基づいています(もちろん、環境中にあるストロンチウム90の濃度とは飛躍的に違います)。「ドキュメンタリーは信用できない」と言われてしまえば、それまでですが。

しかし、DHMOさん、この際、ハンドル名は統一しませんか?もちろん強制はしませんが、腹を割った話ができません。

_ ピンク・フロイト ― 2011/06/17 01:56

私、関東の某大学で精神分析と文章心理学を教えているものです。Web上の「なりすまし」やサイトの炎上などを引き起こす者の挙動等が研究分野です。

本人は旨く化けたつもりでも、言い回しや漢字の開き方などの文章的特徴、あるいは言い間違え、複数の人物を装うことによる偽装人格の混乱などのから、なりすましは必ず馬脚を現します。

いままで職業的関心ではなく、原発への関心からこのサイトを興味深く拝見しておりましたが、少なくとも3人以上の「多重人格症」のお客様がおられるようです。そう、あなたのことですよ!

彼「等」に、どのような意図があるのかは、まだ分析できていませんが、管理者の方及びディベートに関わっておられる善意の第三者の方々もご注意ください。老婆心ながら、ご忠告までーー

_ 私設原子力情報室 ― 2011/06/17 07:36

>ピンク・フロイトさま
貴重なアドバイスを頂きありがとうございます。
要するに、怪しいコメントには対応しなくて良いということですね!
「まずは原則的」と対応してきたのですが、あまりに馬鹿げたコメントは「流す」ようにします。
東電や政府が、それこそ馬鹿げたコメントを出し続けていますので、そっちへの対応が先ですね。

_ ピンク・フロイト ― 2011/06/17 14:00

多くの場合、複数の人格を装ってサイトに投稿する者は、論点を本筋から逸脱させ、自分に都合の悪い議論が進展しないようにすることを目指しています。
その意味では、管理人さんがアドホックに直対応するのは、彼「等」の思う壷、という側面もあります。
投稿は投稿として封じ込めることなく掲載したとしても、いちいち対応する必要はありません。あまりにひどければ、周囲のさまざまな人たちから異論が出るでしょうし、脱線した議論はそこに下駄を預ければ良いのではないでしょうか…?
今回のなりすましも、研究者としては格好のサンプルで、ウェルカムですが(笑)。
本サイトの本質的な進展を期待しております。

_ DHMO ― 2011/06/19 01:00

本音を言いましょう。

毒物と放射性物質 ― 2011/04/27 14:47 の末尾にある、
『もうこれ以上、余計な放射性物質を作り出してはいけないのです。』
これに賛同しているからこそ、ここにコメントさせて頂いています。

だから逆にマスコミやエセ学者のミスリードに惑わされずに、元データーを確認して下さいというだけで、決して茶化しているわけではありません。

福島第一の周辺では深刻な状況になっていることは、飯館村の水道水から131Iが検出された時から注視しています。
周辺でSrが検出されることも当然予想されますが、その何分の1かが検出されたことから広範囲に拡がったと思わせるのは、明らかにミスリードです。なぜなら元々0ではないのですから。

参考までにウラル核事故は、キシュティム事故だけで放出された90Srは5.4PBq=5,400テラBq。
短期間に500mSv以上被曝している人が多数いる事を伏せて90Srの危険性を述べるなら、これもミスリードでしょう。

_ 匿名 ― 2011/10/03 05:22

今が成長期の赤ちゃんや若い人たちにどれだけの影響がでるのか心配ですよね。福島第一原発の事故からまだ一年もたっておりません。自分の可愛い甥っ子もやっと言葉を言い始め最近3歳になったばかりです3年後5年後10年後 日本の子供たちはどうなるのでしょうか?

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://nucleus.asablo.jp/blog/2011/06/12/5908660/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。






Google
WWW を検索 私設原子力情報室 を検索